2016/11/020 Shares

絵本でホッと息抜きしませんか?大人も楽しめるおすすめの5冊をご紹介します

絵本って大人になっても楽しめますよね!
絵本といっても種類も多く、どれを選んでいいのか迷ってしまうことも多いのでないでしょうか?
その中でも名作と呼ばれる絵本は大人、子どもにかかわらず読んだあと心にいつまでも残り、あたたかく懐かしい気持ちになります。

100年近くたっても色あせない魅力の絵本

娘が生まれ絵本を読んであげたことがきっかけで、たくさんの素晴らしい絵本に出会うことができました。
そんな中から、私が今でも時々取り出して読んでしまうすてきな作品をご紹介します。

心がちょっとリラックスしたい、そんな時のために手元に置いておきたい絵本たちです。

絵本で彼氏のハートを射止めたはなし(笑)

アンジュール―ある犬の物語
「アンジュール―ある犬の物語」
ガブリエル・バンサン

なんと言ってもはじめに、この絵本を紹介させてください。
なぜなら今の主人とつきあい始めの頃、私が主人にプレゼントした絵本なのです。

どうして絵本のプレゼントを思いついたのかは思い出せないのですが、本屋でこの「アンジュール」を見つけた時なぜか彼にプレゼントしようと決めていました。

後から聞いたところによると、主人はこの本をえらく気に入ってくれたということです。
おまけに「この絵本を選んでくれたひと(私のことですね!)はなんてセンスが良くて感情が豊かなのだろう」などと、思いっきりお人好しな勘違いをして下さったというわけです(笑)

と言う冗談はさておきまして、(我が家の「アンジュール」、25年の間たいせつに保管されていますが、時々ひっぱり出してながめているのは私です~W)本屋で手にとったとき、表紙を見ただけでこの本に惹かれてしまいました。

振り返った犬の表情・・・。
なんという表情でしょうか・・・。
アンジュール―ある犬の物語
オープニング、車から投げ捨てられる一匹の犬、その犬が元飼い主の車を追って疾走する姿。
迫力があり、その場面にハラハラしてしまいます。

犬といえども車に追いつくはずがありません。

犬の絶望と孤独・・・。

絵は鉛筆のデッサン画でシンプルです。なぜか文字は一文字もありません。
それなのにその時その時の犬の感情が、読み手にはっきりと伝わってきて切ない気持ちでいっぱいになります。

そしてさいご、・・・安心してください、ハッピーエンドで終わります。

ガブリエル・バンサンのすばらしい表現力は感動モノです!

切なくて心あたたまる泥棒と子どもたちのはなし

すてきな三にんぐみ
「すてきな三にんぐみ」
トミー・アンゲラー

この絵本は娘が保育園のときに園で勧められて購入したものですが、私もとっても大好きになった絵本です。

三人の泥棒のお話ですが、読み終わったとき心にジーンときます。

娘にも何十回と読んであげた本の中の一冊です。
読むたびにちょっぴり切なく、それでいてさわやかな後味もあるお話でした。

時々ひっぱり出して読み返したくなります。

泥棒なのに、タイトルのとおりほんとに「すてきな三にんぐみ」のお話です。

人形なのに頑張るビル!その姿に感動すら覚えてしまう!

かしこいビル (世界こども図書館A)
「かしこいビル」
ウィリアム・ニコルソン

おばさんから招待の手紙をもらった女の子メリーが、旅の支度をはじめます。
大切にしているおもちゃをバッグに入れていくのですが、一番忘れてはならないはずの兵隊人形のビルをあろうことか入れ忘れてしまいます。

忘れられてしまったビルは、なんとメリーちゃんを追いかけて走り出します。
走って走って走り続け、メリーちゃんと再会できたときには読んでいるこちらの方も「あぁ、良かった・・・!」と安堵してしまいます。

この絵本の素晴らしいのは、隅々まで遊び心が感じられる素朴なタッチの絵や文字とです。
ビルの何とも言えない表情や動きが丁寧に表現され、表紙を見たときから絵本の世界に引き込まれてしまいます。

絵の細かいところまで注意してみると本当に楽しめますし、何回読んでもあきない絵本です。

ちなみにこの絵本が描かれたのは1923年、なんと90年前です。
こんなに長い間にわたって、私たちを楽しませてくれているなんてすごいことですね!

大人でもコワくてけっこう残酷な描写もあるけど子どもに大人気の絵本

三びきのやぎのがらがらどん (世界傑作絵本シリーズ)
「三びきのやぎのがらがらどん」
マーシャ・ブラウン

長い間読まれて人気の絵本といえば、この本は外せないでしょう。
子どもも喜び、大人も大好きになる絵本です。

絵は力強くて生き生きしてる!言葉のリズムも心地よく、一度読んだら忘れられません。

「なぜ、やぎの名前ががらがらどんなんだろう?がらがらどんて何?それに三匹ともみんな同じ名前のがらがらどんって変!」

大人はついこんなことを考えたくなりますが、子どもは考えません(笑)
こんな疑問を持つ前にもう絵本の世界に入ってしまうのです。
もちろん読んでいる大人もいつのまにかドキドキワクワク!!

途中から登場するトロルという怪物は大人でも怖くて怖くて・・・。

最後はこの言葉でおわります。

そこでー
チョキン、パチン、ストン。
はなしはおしまい。

瀬田貞二の訳が秀逸です!

静かで不思議なエッツの世界

もりのなか (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
「もりのなか」
マリー・ホール・エッツ

もうほんとに不思議な世界ですね。

髪の毛をとかすライオン。
水浴びのあとタオルで耳を拭き、セーターや靴を身につける象たち。
木のウロからよそ行きの洋服を出して着るサルたち。

登場するものたちが人間なのか動物なのか何なのか、もうそんなことどうでも良くなります。

動物たちはみんな今やっていることをひとまず止めて淡々と「ぼく」の散歩についていきます。
静かな中にもワクワクしていきます。

物語の流れに、まるで詩を読んでいるような感覚も持ってしまいます。

絵はモノクロですが、しっかりと描かれた味わいのある描写が続き、1ページ1ページを額に入れて飾りたくなるくらいです。
もりのなか (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
「もりのなか」の世界観は、きっと誰でもが子どもの頃にふつうに持っていて、大人になるに従ってだんだんなくしていってしまうもののような気がします。

だからこの作品を読むと、懐かしくて暖かい感じがよみがえってくるのかもしれません。

「ぼく」が迎えに来てくれたお父さんと帰るときに、

「さようならぁ。みんな まっててね。また こんど、さんぽに きたとき、さがすからね!」

と言い、お父さんの肩車にのって帰っていきます。
私は、はたして「ぼく」がもりの動物達と再び会うことができるのかとても心配になりました。

絵本を楽しむためのヒント 自分自身に読み聞かせてみよう

絵本を読むときに、よりその絵本の世界観にひたるためにぜひ試していただきたいことがあります。

それは自分自身に対して行なう「読み聞かせ」です。

簡単にいえば、絵本を声に出して読んでみようということです。
ちっとも難しいことはありません~。

私自身、過去に小学校でよみきかせボランティアをやっていたことがありました。
そのときの経験ですが、ボランティアの仲間同士で読み聞かせの練習をしたときのことです。
順番にみんなの前で思い思いの絵本を読み聞かせるのですが、自分がそのときに聞く側の体験をしたとき、とても感動したのを覚えています。

読み聞かせられるのって大人にとってもとても心地良いものなんです。

当時、読み聞かせの練習の集まりがとても楽しみでした。

普段、いい大人がひとに「絵本読んでー」なんて言えません(よね!)
なので自分で自分に読み聞かせるのです。

聞いているのは自分だけです!恥ずかしくなんかありません~笑

目から、耳から入ってくるその素晴らしい絵本の世界は、疲れた心に心地よいひとときを与えてくれるはずです!